2025年6月24日から7月1日までの足掛け8日間、北海道へ釣りに行って来ました。
結果から報告しますと魚は全く釣れません(ウグイが1匹釣れましたが)でした!
今回で確か4回目の北海道釣行でしたが前回に続いてなんとも貧果、、とりあえず足跡を綴っておきます。
下の地図のとおり道北方面を、猿払までの往復。なんとなく狙いの魚が分かるような感じかもしれませんがイトウを狙っての行程でした。
いつかは釣りたいと思っていたイトウを狙うチャンスが訪れ行って来ましたが少し時期が遅かったかもしれません。後から何が悪かったと言い訳するのは釣り人の性ですがいつか、あぁこんな釣れない釣りもにも行ったなぁと余裕で思い返したいものです。

新千歳空港
6月24日。
この日は飛行機での移動。福岡空港から新千歳空港へ。16:30から約2時間20分ほどのフライト。
19時前くらいの到着になるので移動は出来ないので調べていた空港内の温泉に泊まりました。
まずは空港ビル内の4階オアシスパークへと上がります。

フロア内にはガンダムベースも有り、シャアザクの立像が立っておりました。

新千歳温泉。
泊まることも出来る施設となっています。

ここもかなり値上げされたようで一泊利用するには深夜料金が加算されて4600円也。館内は良くあるリクライニングシートで寝るタイプ。人も少なくゆっくりと休むことが出来ました。空港から直接アクセス出来るので時間帯によっては利用価値はあるかと思います。

ホテルも値上げの昨今、ここも安い方に入るのでしょうか、、
道北方面へ
6月25日。
レンタカーの予約が10時だったのでゆっくりした朝を過ごし空港内のバス乗り場へ移動し送迎バスにて移動。
10時前には手続きを終えそのまま出発することが出来ました。この日もほぼ車での移動日となりました。途中荷物を受け取ったりコンビニなどで食材他を購入したりして道の駅なよろに停まりました。
しかし、車は新車のような4駆のSUVで運転は快適だったのですが横になる姿勢がとても苦痛、さらに夜は涼しいとの思い込みも虚しくこの日はとても暑く寝苦しい夜となりました。いつもはベッドを据え付けた軽バンでの快適な車中泊を過ごしてきたのでその差を思い知りました。
疲れていたのかいつの間にか寝ましたが。

道の駅なよろ。
結構車も停まっていました。
猿払川
6月26日。
朝早くになよろを出発し猿払方面へと一気に走りました。
釣り初日は猿払川。大袈裟では無く夢にまで見た猿払の地へ足を踏み入れ自然と期待と妄想が渦巻いておりました。河口付近に車を止めて海近くと橋の周りを探ってみましたが全く反応なし。
海側の方に車が集中していたのでそちらが実績があったのかもしれません。

濁りも無く良い感じ。
ただ凄い強風が止むことなくずっと吹いておりました。

河口から1番目の橋。
ここも実績あるポイントのようですが反応なし。

海側。
ただただ広い、、

橋より上流部。
ここで日が落ちるまで粘ってみましたが釣れず。
周りも結構釣り人の皆さんが入っていましたが誰一人アタリも無い状況でした。ただ強い風だけが音を立ててました。
天塩川
6月27日。
早朝猿払川を狙って反応が無かったので天塩川方面へ移動。
悠々と流れる九州にはなかなか無い川です。
ここのポイントも入れ替わり釣り人が入ってました。
フライを丹念に流してみましがたダメでした。

良さげだが釣れず。

停まった道の駅なかがわ。
カレーとナンドッグが美味しい道の駅。
周りはコンビニくらいしか店が無いので貴重な場所でした。
6月28日。
翌朝も同じポイントに入りましたが釣れなかったので近くの温泉に入って休んで夕方を再び狙いましたが結果は同じ。片付けをしていたら富良野から来たというフライの方がいらっしゃいました。色々とお話を聞かせていただき貴重な情報をいただきました。ゆうマズメが良いとの事で入れ替わりで釣られていたのでしばし見学。真っ暗になる前には車に乗り込み次の目的地、朱鞠内湖へと走りました。
こちらの方もおっしゃってましたがやはり暗くなると熊が活動する時間帯で魚の活性も上がる時間帯と重なりかなり気を使うとのことでした。熊恐ろしや。。

その後、釣れましたでしょうか。良い釣りを、、!
この日の夜は道の駅美深で仮眠。
朱鞠内湖
6月29日。
朝10時くらいに朱鞠内湖へ到着。
受付小屋にて2日分の釣券とキャンプ場入場券を購入。
日釣り券1500円、キャンプ場は車中泊で1000円でした。
ボート無しで釣ることが出来るのはキャンプ場周辺と前浜と呼ばれる受付前に広がる湖沿いのポイントになります。
シーズンも遅いのか比較的車は少ないようでした。前浜辺りも釣り人がチラホラ。うーん、釣れてないのか。イマイチ不安。

前浜と続く下り坂。ボートでの渡しもこちらから。

第一キャンプ場前。到着した時はキャンプ組で賑わっていましたが日暮と共に人も居なくなっていきました。
この日も夕方に絞って日没までフライ、ルアーと投げましたが全く反応無し。

暗くなると共に寂しい雰囲気に。

夜になって来ると全く人の気配が消え貸し切り状態。
寂しいような贅沢なような一人の夜を堪能しました。

明日の朝まずめに期待。
6月30日。
釣りはこの日が最終日。
朝まずめ、前浜を狙いました。
何もなし、チーン、終了!!!

この日のために作って来たハンドメイドルアー。
念願の場所を泳いだということで!

この日唯一一緒に釣られていたフライの方。なかなか絵になっていました!
これ以上粘っても同じような感じだったので早めの撤収準備。脱ぐウェーダー、ウェーディングシューズが鉛のような重さで今回の釣りを象徴してるようでした。次回はリベンジ!などと前向きに考えられる思考も無くどこか悪夢を見ているようなまさにダークサイドに引き込まれるような感覚でした。
帰って元に戻りまた釣りたいと思えれる余裕が出ればまた来るかもしれません。
この湖のどこかにはあの魚が悠々と泳いでいるのが幻でなければ。
旅の終わり
帰る途中にひょっこり姿を見せてくれたキタキツネ。
唯一北海道らしい触れ合い。
まるで釣れなかったことを慰めてくれるように遠くからじっといつまでも見送ってくれました。
『また来ても良いんだよ』
『ありがとう』
再開を約束し帰路につく。

また来年。

そしてあっという間に福岡到着。
回想
いやぁ、今回の釣りは本っ当に釣れませんでした!そして暑かった!
今まで思いを馳せていたイトウを釣るというテーマで挑んだのですがそんなに甘くは無かったです。
ですが数年前初めて行った北海道の釣りでは行き当たりばったり的に入った川でデカいニジマスを連発し、その懐の深さを思い知ったというのが前提としてありました。そのためイトウもあわよくば釣れるんじゃないかと希望と妄想は膨らみまくっていました。
ネットで情報を調べかなり入念に計画はしていたのですが。
ただ魚の活性時期よりは航空券が取れた時期を優先したので釣れる時期とのギャップが出た感は否めないかもしれません。
LCCのセールが格安で取れ、勢いでその日程に合わせたというのが正直なところ。
それに楽天のスーパーセールもありレンタカーもかなり格安で借りることが出来ました。
(福岡〜新千歳往復7,946円 レンタカー7日間17,016円)
その時期がたまたま猿払川のイトウ釣り自粛期間から外れていたこともあり猿払のイトウをメインに天塩川、朱鞠内湖を絡めれば何処かで釣れる確率は高いのではないか、、という企み。
しかし全て思惑通りにはいかず撃沈でした。途中からはこのまま何も釣れないのでは無いかという不安と焦燥感、最後の方ではドライプを楽しみに来たんだという無駄な思い込みをするという最大限の抵抗。あらゆる思考が渦巻いておりました。釣れていればそのシーンを回想しながら帰路につくという至福な時間があったかと思うともう完全に思考が停止状態、なかなかの精神修行のような旅でした。
しかしこういう釣りがあるからこそ釣れた時の思いの爆発が大きくなるのも知っているので不思議とそれほど落ち込むことは無いのです。でも人が釣った魚でも良いので一眼イトウの顔を拝みたかった。
考えてみれば釣りをしなければまず訪れることは無いであろうとても小さな北海道の町や村、どうやって人々は暮らしているのか不思議になるようなところも有りました。コンビニも無いとこもあってそこにも暮らしが確かに有りました。私の家の周り同様廃墟と化した家屋も多くありこの先の町の行く末を考えると自然と出てくる不安を考えながら車を走らせておりました。釣りの為だけにこの地を訪れるなんてとても贅沢なことでしょう。そこで暮らしている人々には敬意を払いたいと思います。ありがとうございました。
もし魚が釣れていればこんなことも考えていなかったかもしません、釣れ無かったこともまた成果。
それではまた釣れる日まで!
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